着物姿の三人が—— 静かにキャンバスの前へ立つ。 まだ筆を入れる前なのに、 場の空気がわずかに引き締まる。 その静寂を破るように、一人が筆を走らせる。
すると、残る二人の手も自然に動き出す。描くものは違う。線のクセも、世界観も、三人三様。
なのに、その場には “同じ流れ” のようなものが確かに存在していた。 この三人が——“盆栽兄弟(Bonsai Brothers)”。 アニメーター、イラストレーター、マンガ家。それぞれ違う世界を生きてきた三人が、 “描くこと” ひとつで同じリズムを生み出すライブペイントユニットだ。 障害福祉事業所と縫製工場に仕事を創るKUDENのチャリティー 「Samurai Sword Jamキャラクターデザイン」でのご縁もあり、 今回、rinlife Magazine ではSF大会「かまこん」の3人のライブペイントに密着した。

-KUDEN rinlife Magazine vol.1 

Writer:佐藤 貴浩
Photo:新井 延幸