About KUDEN

BRAND CONSEPT

大切な人に伝えたくなるもの

「大切な人に伝えたくなるもの」 という願いを込めて「KUDEN」と名付けました。
KUDENとは日本語の口伝「口で伝え、教え授けること」という言葉が由来です。
KUDENは「大切な人に伝えたくなるもの」をコンセプトに、常に考え続けデザインしていきます。
あなたの大切な人に安心して着たり、使ったりして貰えるように、
KUDENがあなたの代わりにデザインして作り上げた製品を届けます。







・流行を追いかける早いコレクション発表のサイクル
・利益を出すために大量に生産し、値崩れやブランド価値を下げないために行う大量廃棄
・生産を受け持つ縫製工場などの企業で働く人々や環境に重い負担をかける





私たちは以下のステートメントを掲げます



1. Social design -Next Kimono platform-

デザインの力で継承されずに消えゆく着物の文化と縫製工場の労働環境の改善に取り組みます


2. Transparency & Ethical

私たちは誰かを犠牲にしたファッションを好みません。 可能な限り労働環境や自然環境に配慮した商品を作る努力をし、そのことに関して徹底的に情報を開示いたします。


3. Sustainability

既存の服や素材を使い捨てたり廃棄せず、作り手や環境に感謝しながら長く使い続けることも大切だと考え、 廃棄されるだけのヴィンテージ着物を市場に戻し世界中の人に届けます(→Vintage kimono&haori fashion line “haoru by KUDEN” is here)





DESIGNER CEO MESSAGE

デザインの力でものつくりの職人と障がい者雇用を結ぶこと。
それがKUDENの最終的に果たしたい使命です。

KUDENを始めた理由とKUDENがエシカルなブランドを目指す理由を書きました。
長いですが読んでくれて、あなたの大切な人への思いと共感出来たら嬉しいです。


私には9歳(2019年現在)になる離れて暮ら軽度知的障がいで自閉症の息子がいます。
私は前に経営していたデザイン会社を、働き過ぎで身体を壊し倒れてしまって、畳んだ経験があります。
その時の従業員やお客さまに迷惑をかけて、愛する家族とも離れる事になったダメな経営者でした。 そんな私が離れて暮らす障がいある息子と、将来一緒に働く場所を作ることを夢見て、新しい事業に再挑戦した。

それがKUDENの始まりです。

小さい頃から”ものづくり”が大好きな私に似て、息子もものづくりや分解遊びが大好きです。
そんな息子と”ものづくり”をしながら一緒に働く場所を作る事が、僕の人生の最大の夢で有り、死んでも成し遂げたい目標でもあります。

障がいある息子と息子のような個性を持った子ども達に、働いて誰かの役に立ち、自分でお金を稼ぐ勤労の喜びを知って欲しい。
そして僕がこの世を去ったとしても、安心して息子達が暮らせていける場所、そんな会社を作りたい。

これが私がKUDENをはじめた大きな理由です。


私はそんな中で日本国内の障がい者雇用の現状置かれている厳しい状況を知ることになります。 日本国内の障がい者の就労継続支援事業である「就労継続支援A型事業所」の倒産が増えています。

※2018年3月14日に厚生労働省が公表した「就労継続支援A型事業所」の調査結果によると、 実態を把握できた3,036事業所の71%にあたる2,157事業所が、経営不振のため経営改善計画書の提出が必要 とされた。

※A型(雇用型)は、18歳から65歳までの障害者が対象で、事業所と障害者が雇用契約を結び、行った仕事に対して給料が支払われ、社会保険の加入が義務付けられています。

倒産した事業所で働いていた障がい者を受け入れる事が出来る雇用はとても少ない現状です。 なぜ倒産が増えてきたのか?

日本は高齢化社会を迎えつつあります。 それは人口減少を意味し、国内需要だけでも大きな市場だった日本の経済が低迷していくことを意味します。

その景気が悪い状況に加えて、給付金や助成金に頼り、事業収益では障害者の賃金を賄えない実質赤字の事業所も多くことが原因としてあげられます。

助成金などに頼らない障がい者雇用を実現するには「経済的な自立」をした事業が必要。そう考え海外に向けて事業を興すことを決めました。

また、KUDENの服や木工を作ってくださる工場では、また別の悩みを抱えていました。 不景気による仕事の減少と職人の高齢化問題です。 KUDENのProductを職人と作り上げる過程で、職人の後継者不足と障がい者雇用を結びつけて後継者不足と障がい者雇用の不足を補えるのでないか?と感じました。

デザインの力でものつくりの職人と障がい者雇用を結ぶこと。それがKUDENの最終的に果たしたい使命です。


なぜエシカルなブランドを志すのか?

こうした使命をもって、2018年12月からアパレルブランドとしてスタートしたKUDENですが、 今までのブランドのあり在り方や私自身の消費やファッションへの価値観を大きく揺るがす突然の悲しい出来事に遭遇しました。
それはスタート前から初めてアパレルブランドに挑戦するKUDENを暖かく見守り、サポートしてくれた縫製パートナーの突然の倒産の知らせでした。

その時の心情や決意を私はKUDENの大切な顧客へ伝えなければと、 1通の手紙を書きました。





親愛なる皆さまへの手紙
私たちの大切な縫製パートナーの株式会社マロンがファッション業界全体の問題である下請け企業へのコスト圧縮などの影響により倒産しました。


皆様、いつもKUDENを応援してくれてありがとうございます。

デザイナーのTakahiroです。


今日は皆様に重要なお知らせがあります。

5/21日に、私たちが愛してやまない大切な縫製パートナーのマロンが、 倒産したと社長より私に電話がありました。

私は、今、静かに怒っています

わがままで未熟なファッションの消費者だった自分に。


2013年4月にバングラデシュのラナ・プラザで劣悪な労働環境が引き起こした、
死者1000人越えの悲しい縫製工場の事故から、
ファッション業界は環境や服を作る人々の労働環境への意識が高まったはずなのに、

未だに日本でも世界でもファッションの生地や縫製に関わる労働環境は良くなっていません。


これは私も含む、消費者が「安く」「早く」「より品質の高い物」を望み、

ファッションを浪費し続けてきた結果です。

ブランドはその「要望に応えよう」=「稼げる」という流れをつくり、
良い物は安く作れるはずも無く、ブランドが大量生産し、
人件費の安い国の縫製工場などへ適正な報酬を支払わず、
ブランド価値の棄損を恐れて大量に廃棄する。
ブランドだけが利益を独占する状況が、
ここ近年のファッション業界の現状です。

マロンは女性と高齢者がいきいき働き、とても縫製技術が高く、

私たちのSamurai Mode Jacketは、
彼女達の技術や経験からのアドバイス無しでは完成することは無かったでしょう。


私はマロンの社長から電話をもらった時、
ただ静かに、

「お疲れ様でした。一人も従業員をリストラしたくないと貴女が踏ん張って経営されていたことを心より尊敬いたします」

そう伝えるのが精一杯でした。


私たちは、縫製工場の現状を憂い、
KUDENでは、マロンに他のブランドより高い縫製工賃をお支払いするよう努めて参りました。

(KUDENの縫製工賃を含む原価率は50%。その他のブランドは10-30%程)

そして、もっとKUDENを大きくし、たくさんのお仕事をマロンさんに
お願いするからねと、縫製工場のおばちゃん達にいつも話していました。

でももう、マロンもこの世にありません。


マロンの従業員も新しく仕事を探さなくてはいけません。

高い縫製技術が、若い世代に受け継がれること無く、ここで途絶えました。


私たちは間に合いませんでした。

スタッフと泣きながら、私たちに何が出来るか一晩中語り合いました。


そして私たちKUDENは決意しました。


KUDENは、縫製や生地などの製造や生産に関わる人の労働環境や自然への影響を徹底的に考え抜く「エシカル」なブランドへと生まれ変わる事を。


KUDENのブランド名の由来は日本語の「口伝」に由来しています。

この言葉は、「口で伝え、教え授けること」という意味です。


私が、KUDENのブランドにこの名を付けた理由は、
「KUDEN 大切な人に伝えたくなるもの」という願いを込めています。


私は愛する息子に、父親として、誰かの犠牲の上で作られた服を着せたくはありません。


私は誰かを犠牲にしたファッションは、 どんなにハイブランドでもどんなに有名なデザイナーが手掛けた見栄えの良い服だとしても、
一円たりともお金を支払うつもりはありません。


息子に恥ずかしい生き方は出来ないから。



そんな気持ちの消費者の行動を表す言葉として、エシカルという用語があります。


「エシカル」=直訳すると「倫理的」という意味です。

KUDENでは生産に関わる人々の生活や地域、自然環境に配慮してモノやサービスを買うことを「エシカル」と表現し、積極的に実践して参ります。


既に「エシカル」というワードは社会問題として認識されるようになっており、
実はその実態は玉石混合です。

今まで大量生産、大量消費をリードしてきたファストファッションのブランドでさえ、
「●●はエシカルへ」と実態の薄いエシカルを商売の為に標榜する
大きな自己矛盾の状況です。

エシカルについては、いろいろなアプローチや考え方があり、
一概にこれが正しいエシカルというような安易な答えがある訳ではありません。

私たちKUDENは、絶えず学び、何がエシカルかにについて、考え実践し続けて参ります。

ここまで聞いて、
既に持っているファストファッションやハイブランドの服にハサミを入れようとしてくれてる方へ

ちょっと待って欲しい。


新しい服を買うときに、誰かを犠牲にするようなブランドの服をは私も絶対に今後は買わない。

けれど、既にあるその服は、誰かの犠牲の上でできあがった服だけど、

だからこそ着られるまで着続けて行くのが、
その方達の血や命で出来上がった服を大切に扱うという事もエシカルだと私は考える。

KUDENは自然環境や労働環境に配慮したエシカルを軸に
「エシカル+Mode」というコンセプトで新しくのファッションをデザインしていきます。


私たちはお客様の代わりに、生地や縫製が自然環境や労働環境を遵守しているかなど、
代わりに調べ情報を提供し、商品を作りお届けすることが私たちのブランド仕事です。

それを透明性を持ってお客様に公表し、
お客様自身が判断出来るような情報発信を心がけることを約束します。


そして私はこの「エシカル+Mode」ファッションのことを 大切な人を守る人をSamuraiに見立て、「Samurai Mode」と名付けます。


そしてこのSamurai Modeをお客様に喜んで貰えるよう努力を重ね、
KUDENが大きく成長した時には、マロンの従業員をKUDENで再雇用することを目指します。

ブランドが自社工場をもつことは、とてもビジネスとして難易度が高い挑戦です。

エシカルファッションの代表のエバーレーンでさえ、生産は外注です。

その方がブランドにとって経営リスクが低いことが理由です。


私たちKUDENは新しい時代のファッションや消費の在り方に、
お客様と共に、挑戦して参ります。


今後とも応援頂けますよう、スタッフ一同心よりお願い申し上げます。




参考文献

● ダッカ近郊ビル崩落事故(崩壊した「ラナ・プラザ」ビル)Wikipedia
● 映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』オフィシャルサイト





これが私がKUDENをはじめて、EthicalBrandにこだわる理由です。

長い文章を読んでくれてありがとう。


私やKUDENのストーリーを読んでいて、
きっとあなたもあなたの大切な人のことを心に浮かべてくれていると思います。

あなたも大切な人の為に、賢い消費者やライフスタイルを志しませんか。


KUDENもそんなあなたとともにデザインを通して、あなたやあなたの大切な人々の生活のほんの少し彩ることが出来たとしたら、それは私達KUDENにとってこの上ない喜びです。

そしてその喜びの対価である収益を私の息子や息子のような子ども達の未来に投資して行きたいと心より思います。


KUDEN by TAKAHIRO SATO
Designer/ Owner
Takahiro Sato


会社概要

運営会社名: Gerbera Design 株式会社
所在地: 〒321-2345 栃木県日光市木和田島1527-1
事業内容:KUDENの企画・運営・販売・デザインコンサルティング事業
代表取締役:佐藤貴浩