加賀五彩-加賀友禅の基調となる五色-
日本の着物と言われて何を思い出しますか?
技法や産地などによって所謂”ブランド”や”流派”のようなものがありますが、有名なものは”友禅”ですよね。
日本三大友禅の一つ、”加賀友禅”。
加賀とは現在の石川県(金沢市が有名ですね)。
実は私の生まれ故郷でもあります。
本日はそんな加賀友禅の色に関するお話です。
(友禅ってなあに?というお話はまた別の機会に…!)
加賀五彩というのは加賀友禅の基調になっていると言われている5色のことです。
藍(ai) Indigo
臙脂(enji) Crimson
黄土(oudo) Ocher
草(kusa) Dark Green
古代紫(kodai-murasaki) Royal Purple
現在、新たに観光地として多くの人で賑わう金沢市ではホテルの装飾など様々な場所でこの加賀五彩が配されています。
金沢駅の新幹線のホームのドアの色はそれぞれ加賀五彩の色になっており、”かがやき”=藍色が到着すると5色が揃うという何とも粋なデザインになっています。
今後金沢に行く機会がありましたら是非街中に溢れる加賀五彩を探してみてはいかがでしょうか?