Kimono philosophy

KUDENの服は着物リメイクでもなければ、よくあるブランドが作る日常の洋服のデザインではない。
そのため、着物に興味がある人がその形に惹かれたり、Modeや人と違ったスタイルを好む人がブランドの雰囲気に惹かれてサイトに訪れることが多い。
その最初にサイトに訪れた人に、KUDENの服の魅力やなぜこの形なのか?を伝えたいと思いこの文章をあなたに読んで貰いたくて書いています。

よりKUDENというブランドは何か?KUDENの服は何が違うのかを直感的に伝えるために、通常のブランドが発表するコレクションと同義であり、ちょっと意味が違う「kimonoフィロソフィー」というページを新設する。

なぜ「Kimono フィロソフィー」という言葉を使うのか?
通常のブランドのコレクションのサイクルは毎年春夏、秋冬など年2回。多くて四季に合わせて年4回。
コレクションを発表し、翌年には別のコレクション。いわゆる服を使い捨てる。
KUDENにも実はコレクションは存在する。
ただし、大量生産大量廃棄などをしないEthicalなファッションを標榜するKUDENは「十年愛せるデザインを」をスローガンにしているため、1つのデザインが納得いくモノになるまで発表されない。
そして発表されたデザインはデザイナーの僕と着る人との親密なコラボレーションを経て、その意見をフィードバックさせた後、Versionを1から2、2から3とデザインを昇華して行くというブランドの特徴がある。
そう。KUDENのコレクションはシーズン毎には生まれない。そして消えない。「エターナルなコレクション」がKUDENの哲学である。
それではなぜコレクションと表記しないのか?
KUDENでは長年コレクションを廃止という言葉を使用してきた。
実際は「シーズンでデザインを使い捨てる早いサイクルのコレクション」を廃止してきたというのが、正しいのだが、顧客への分かり易さを重視し、ファッションブランドが使う「コレクション」という言葉が持つ意味がKUDENのブランド価値をミスリードしないために、あえて使用しないようにしたい。
では、どんな言葉を当てはめようか?
エターナルコレクションに変わる言葉、顧客にKUDENの概要を短い言葉で伝えつつ、KUDENのブランド、服とは?というあなたの疑問に対して、スマートフォンのその項目の場所を迷わずタップさせる行動を促せる言葉が望ましい。

「コレクション」とは何か?
他ブランドが定義する一般の顧客がイメージするコレクションとは、今年、このシーズンにはこんなスタイルが良いと思い、デザイナーがデザインしました。
という意味を「2023秋冬コレクション」というラベルで表現している。

KUDENはエターナルなコレクションである。
だが、先にも述べたようにコレクションという言葉は使用しない。

エターナル=ブランドの理念と合致し続けるということ。
エターナルコレクションでも伝わるが、弱い。
エターナルだからこそ、ブランドに服に一貫した哲学がある

また服の見た目や感じる雰囲気から顧客が魅力と思える箇所を抽出すると、やはりKUDENは「Kimono」という事に集約することが出来るだろう。
そのためエターナルコレクションという何処のブランドでも真似できるような安易な抽象的言葉をしようするのではなく、エターナルコレクションのその下の芯を射貫く言葉にすることが望ましいと考えた。
KUDENは着付けの出来ない国内の人々や海外の人々に向けて、Kimonoをもっと日常に感じて貰う為に着付けをしなくても着物スタイルになる様にデザインしている。
興味があっても着ることが出来ない人、僕のように忙しくて着ていく場所が限られてしまい、なかなか着ることが出来ない人もKUDENの服が、あなたのようなKimonoを愛する人が、日常でKimonoを感じる事が出来る装置であるとも言い換えることが出来る。
Kimono文化に興味を持つ人々、若い世代や海外の人にも広めつつ、最終的には伝統的な着物にもチャレンジして貰いたいという願いを込めて、僕が思うKimonoの美しい点を洋服にいかに活かすことが出来るかを毎日考えている。
KUDENの服を通して、伝統的な着物文化を守り、商業的にも着物を作る和裁の仕事や洋服を作る縫製の仕事を創出していきたい。それがKUDENの哲学、Kimonoフィロソフィーと言える。


#着物を愛する人のための洋服

KUDENは国内海外の着物をいつか着てみたい、着物は着られるけど忙しくてなかなか着物を着られない人の為に”着物を愛する人のための洋服” を創る和モードブランドで、日本国内の生地と縫製にとことんこだわり、着物の楽しみや魅力をどうやったら洋服で再現できるかを追求しています。

 #10年以上愛されるデザインを

縫製工場の労働環境を守るため、国内の縫製工場での生産にこだわり、シーズン毎にデザインを使い捨てるような事はせず、同じ服をブラッシュアップしながらずっと作り続けていきます。

#Next Kimono

KUDENのSamurai Mode Seriesは若い人や海外の着物や日本の文化を愛する人たちに伝統的な着物に興味を持ってもらう最初の服として愛されています。

JAPAN DESIGN
JAPAN SEWING
JAPAN FABRIC

日本の高い縫製技術やkimonoの伝統文化を守るため、日本国内ので作る事に拘ります。(一部KUDENArtなどのデザインメインの商材を除きます)

KUDENの夢

KUDENはDesignerのTakが知的障害で自閉症の息子のために将来一緒に働く場所を作る為に母親の形見のkimonoにインスパイアを受けて立ち上げたブランドです。私たちは日光の地に和裁と洋裁の縫製工場を持ち、そこで障害者雇用をすることを目標としています。

受賞歴

徐々に失われようとしている着物の文化や日本の縫製工場の和裁と洋裁の高い縫製技術を守るためにデザインされた服とビジネスモデルが評価され、世界最大規模のイタリアのデザインアワードを始め海外のアワードを受賞しています。

  • [⾹港(オランダ)/デザインアワード]Indigo Design Award Bronze in Branding for Social Change 2020
  • [イタリア/世界最⼤規模デザインアワード]A’Design Award and Competition Iron in Social Design category
  • [アメリカ/映画祭]Superfest Disability Film Festival PV”ReAct”が上映選出
  • [ギリシャ/映画祭]9th Athens International Digital Film Festival 審査員特別
  • [アメリカ/国内最⼤のアジア系映画祭] CAAMFest 2021 PV”ReAct”が上映選出