チャリティーへの思い

Thoughts for Charity - KUDEN by TAKAHIRO SATO

独身時代、おもちゃ会社の障がい者雇用の担当をさせて頂いた経験を経て、結婚して自分の子どもに中度知的と自閉症があると知った。
特に動揺も無く受け入れる事が出来たのはその経験があったからだと思う。
その後リーマンショックが起こり、ダメ経営者だったので倒れて破産し離婚。

離れて暮らす息子に、普通のお父さんがしてあげられる事をしてあげられないので、頭真っ白になる位に落ち込んで自暴自棄になったけど、泣いてても息子の未来に何も足しにならん!と思い返して、
「将来一緒に働く場所を作ろう」と、ダメ経営者のおじさんが一念発起でミシン片手にパターン勉強して
着物好きな母の形見の着物を研究して、世界の人に着物を着て貰うキッカケになる様に願いを込めて最初に作った服がNext kimono =Samurai Mode Series。

幼い頃の僕と母

なぜ海外に?なぜ着物モチーフ?

それは、
息子と一緒に働く場所を作る。僕が死んでも息子の人生は続きます。
少子高齢化で人口が減っていく日本だけでは、安定した雇用を維持することは難しい。

だから海外でも商売をしたい。

後発組のファッションブランドなので初めから海外に出よう!
高い壁でしたが挑戦しています。

  

そんな時にコロナ禍。
海外への国際郵便が全て停止。
商品が発送出来なくなりました。
その為、日本の方からもクラウドファンディングを通して応援頂き何とか今があります。

 

そんな時に昔、自分も携わっていた就労継続支援A、B型の事業所の皆さんもコロナ禍において苦境に面しているとお話を聞き、まだ、息子と一緒に働く場所、障がい者雇用までは実現出来ていないけれど、今出来る最大限の事をしたいと、今回初めてチャリティーを主催する覚悟を決めました。


沢山の皆様の応援あって、チャリティーの告知まで漕ぎ着けました。
ここまで3ヶ月半の超濃密な準備期間で、本当に沢山の方の温かい心遣いに触れて、助ける側ではなく、僕も助けて頂いてると本当に思います。

皆さんの応援と心をチャリティーやチャリティーのキャラデザの原作である小説やボイスドラマのシナリオの中に、そんな人のこころの温かさをテーマに込めて行きたい。そう思っております。

引き続きチャリティーを成功させるべく、スタッフ一同心込めて頑張ります。
あなたの力をどうか貸してください。

応援よろしくお願いします。

 

佐藤貴浩