群青 - Blue Crowd -
日本語は世界でも難解な言語の1つとして知られています。
ですがそれ故に表現の幅が広く、古語から現代に至るまで数多くの”美しい日本語”が存在します。
ここではKUDENチームが選ぶ”美しい日本語”を紹介していきます。
字面の美しさも勿論ですが、
意味を知ればさらにその美しさの奥深さを感じることができます。
是非お楽しみください。
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本日の美しい日本語
群青
Blue Crowd ( Ultramarine )
よみ : ぐんじょう
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[ 意味 ]
深くあざやかな青色の絵の具(西洋画と日本画では原料や色味が異なる)の一つ。
また、その青色のこと。
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深みと鮮やかさを併せ持つ「群青」
群青とは、深く鮮やかな青の色合いを指す言葉です。 空や海をイメージさせるこの色は、日本の美意識に深く根付いた色彩の一つといえるでしょう。
日本の絵画の歴史において、古くから使用されてきた青い顔料は、アズライト(藍銅鉱)という鉱物から作られた群青(ぐんじょう)です。
また、日本画の世界においても群青は重要な色彩です。空や水面を描くのに欠かせない色で、そこに潜む深淵な趣や清澄な世界を描くのに用いられました。
一方、西洋画ではウルトラマリンと訳すこともありますが、ウルトラマリンはラピスラズリ(Lapis Lazuli)という鉱石から採取した顔料で、色合いも日本画の群青よりも鮮やかです。
群青は日本の伝統的な美意識を象徴する色と言えるでしょう。深みと澄んだ透明感を兼ね備えた、洗練された美しさを感じさせてくれます。
群青という色は、現代の日本人の美意識にも継承されています。 J-POPにも群青をイメージした楽曲も多いです。 幾つかご紹介します。