「ごちそうさまー」 タケルは手を合わせてご馳走様をする。 「美味しかったー」 ソウジとタケルはお腹いっぱいになってぽっこり膨らんだお腹をさする。 「タケル、ホテルの部屋にゲーム機あったよ、遊ぼう!」 「あそぼうよ!」 2人はまだ食べ終わらない源じい達を尻目に、早く部屋に帰りたくてうずうずしている。 「こら、タケル。みんなが...
「ごちそうさまー」 タケルは手を合わせてご馳走様をする。 「美味しかったー」 ソウジとタケルはお腹いっぱいになってぽっこり膨らんだお腹をさする。 「タケル、ホテルの部屋にゲーム機あったよ、遊ぼう!」 「あそぼうよ!」 2人はまだ食べ終わらない源じい達を尻目に、早く部屋に帰りたくてうずうずしている。 「こら、タケル。みんなが...
チィチキチィチキチィチキチィチキチィチキチィチキチィチキチィチキパパッパァーーーーーーーーーパァーーーーーーーーーズン ズン ズン ズン ズン ズンズン パァーーーーーーーーーーーーー ホテル「ウイン・ベルヴィーナス・カジノ」のレストランのステージで今日もJazzの演奏が鳴り響く。 …どう?私たちの演奏は?…トランペットを持つ太めの男性に向けて...
ボロロロロォン 空冷式エンジンを唸らせながら、海沿いの高速道路を走る黒い車。 「リーさん、ちょっと暑いんで窓開けて良いですか?」 そう言い終わらないうちに、取っ手を回して手動で窓ガラスを開けるアサミ。 「あー海風気持ちいい! …なんで今時こんなアンティークな車なんですか? それにノイバラ区のカジノエリアなら特急で1時間半で着くの...
「うわぁー、流石に痛ぇーな! エネルギーキューブの力で少しづつ痛みが消えてるのが助かるわ。…でも楽しかったな! セイ?」 「まさか、あっちから乗り込んで来るとはな…」 やれやれと頭をかくセイ。 そのセイとムンバのやり取りを傍らで聞いていた男が呟く。 「やっぱり暴走したか…それはそれで兵器としては...
ドゴンッ。 吹っ飛んで壁に激突したムンバ。ケンタの蹴りの勢いとムンバの全体重がかかり、壁が崩れて隣の部屋に瓦礫ごと倒れ込む。 瓦礫を払い落としながらムンバは、頭を左右に振りゆっくり上半身を起こす。 「これこれ、こういうのだよ!」 ケンタの蹴りをまともに受けて、口の中を切ったらしく腕で血を拭きながらそれでも嬉しそうである。 「お前の名前は?」 ムンバはケンタに問いかける。 「&...
「はあっはっはあーっ。楽しませてくれよ!!!!」 ムンバの両腕に仕込まれたチェーンソーの刃が勢いよく回転し、広い応接室の高そうな調度品や家具をお構いなしに破壊する。 最上階のこのフロアは広く、天上が高い。天井には大きなガラスのシャンデリアが吊り下がっている。 セイ達がいた応接室の後ろ側は壁一面の大きなガラス窓で、その一番眺望の良い場所に組長の豪華な木造のデスクとチェアがある。 そのデスク...
「待ってくれ!」 カボチャ頭を脱ぐと、まだ幼さが残る青年が懇願する。 「あなた達は?」 ミサ姫がこのグループのリーダーらしきカボチャ頭を脱いだ青年に質問する。 「お、俺たちはヒマリとミハエルをさらった奴がこのアジトに向かってるって聞いて…」「さ、さらった?!」 ミサはひどく調子はずれの高い声で驚いた。 「俺たちのグループの中で一番年下の仲間なんだ、頼む返してく...
「誰か! 早くこの子を!」 ミサ姫が病院の窓口で声を上げる。 その声を聞いた看護師が駆けつける。 「どうしました?」 看護師の女性が声をかけてくる。 ソウジの背中に女の子がぐったりとおんぶされているのを見ると、察した様に待合室のソファを指差す。 ソウジはおんぶした女の子をそっと下ろし、看護師がソファに寝かせる。 看護師がテキパキと女の子の身体を調べていく。 「すごい熱ね。こんなに...
ガシャーン。 ドドドドッド! 「ひえ! 誰か止めてくれぇ〜。かっ、勝手に動いて止まらねぇっぺ〜」 工事用ロボットは人型で、ガラス張りの操縦席には、今にも泣きそうに丸坊主がよく似合う作業員のおじさんが操縦桿を握り、一生懸命に止めようとあちこちのボタンを押している。 「益子〜、大丈夫け〜! 誰か〜!!」 作業員の相方らしい男がしきりに叫ぶ。 8...
「ええー! もう行っちゃうの?」「いやだ、もっと遊ぼうよ〜」 朝から子ども達に囲まれるソウジとケンタ。 「はいはい、お兄ちゃん達はお仕事にいくんだから、わがまま言わないの! 授業の時間よ。みんな学習室に向かいなさい!」「はーい!」 寮母は走り去る子ども達の後ろ姿を優しく見守る。 源じいより少し年下くらいに見える、ふくよかな身体に反してキビキビした動きのよく働く女性である。厳しさの中...