社会福祉法人合掌苑
町田市通所療育施設

わさびだ療育園 

施設長

佐藤 弘行さま

わさびだ療育園の施設長佐藤さんです。


わさびだ療育園さんは重たい障害(知的障害+身体障害)を持った方、病気・交通事故などによる中途障害の方などが通う通所施設となります。

障害を持つ子どもの親としてはわさびだ療育園さんのような施設や事業に携わる皆さんには本当に頭が下がります。


こういった施設があるということ、そこで働いている方々の活動などを知って頂きたく、今回お声がけをさせて戴きました。

佐藤貴浩

(インタビュアー:KUDEN PR/Sena)

ーそれでは自己紹介をお願いします

わさびだ療育園の施設長をしております。

主に園の職員やお客様(施設利用者)、ご家族様等、関わる全ての人、及び地元の皆様が幸せになれるように、事業運営等の管理全般を行っています。場合によっては現場に入り、お客様対応をいたします。


運営主体は、社会福祉法人合掌苑です。

昭和35(1955)年に町田市金森の地で始まりました。

曹洞宗の僧侶(創業者:故市原秀翁いちはらしゅうおう)は、以下の4ヶ条をいつも言っていました。「①人間大好き ②笑顔を絶やさずに ③感謝の気持ちを持つ ④食生活を大切にする」


この教えを大切にしながら、施設運営を行っています。
詳しくはHPをご覧ください。(https://www.gsen.or.jp/)



ー施設についてご紹介をお願い致します

わさびだ療育園は、東京都町田市金森東にあります。

町田市の中で南地域の重症心身障害者が通う施設として平成9(1997)年7月に開所しました。

現在は、障害者総合支援法に基づく「生活介護」事業を行っております。

重症心身障害の方や中途障害の方などが、月曜日~金曜日までの5日間を通所する事で、生活のリズムを整え、各自の目標に合わせて計画を作成し、支援を行います。


重たい障害(知的障害+身体障害)を持った方、病気・交通事故などによる中途障害の方などが通う、通所施設です。

18歳以上の方が利用でき、特別支援学校卒業後の通所先として利用されている方も多いです。

身体を動かす活動、レクリエーション、外出、季節の行事などを行う事で、障がい者及び家族の在宅生活を支援し、福祉の増進に寄与する事を目的としています。


職員は8時30分に出勤し、送迎車にてお客様のお迎えに行き、到着後みんなで集まって朝の会を行い、身体の取り組みやレクリエーション、音楽活動、その方その方で違う個別的な活動などを行います。

全介助の方も多く、排せつや食事、水分補給などを支援します。

てんかん発作をお持ちの方や呼吸器・嚥下機能に障害がある方も多く、看護師と介護職員が連携してお客様の医療的ケア(喀痰吸引、栄養剤注入、発作時の対応など)を行います。


お昼には、自分が食べやすい食事形態のものを介助又はご自分で召し上がります。

食後は、のんびりと食休めする方や好きな事をやったり職員が一緒に活動を行ったりして、15時位から帰りの会を行い帰り始めます。

帰りも送迎車にてドライバーと職員が順番にご自宅にお送りします。


医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士は毎月1回程度、皆様を診ていただきます。

各お客様のプログラムに沿って、介護職員11名、看護師3名が支援を行います。

その他、送迎車両のドライバー(5名/日)が送迎を行います。

職員は、24歳~64歳まで年齢層は豊かです。

チームワーク良く皆で協力しながらお客様を支えます。


お客様は、言葉でのコミュニケーションが難しい方が多いので、ご本人の表情や仕草を言葉掛けを行いながら、意思を読み取り、笑顔を引き出し寄り添った支援を行います。

▲公園で気持ちよく散歩しているショットと誕生日をクラッカーでお祝いする様子。



ーどういった方がご利用されるのでしょうか?

利用可能な方:障害支援区分3~6、18歳~64歳


<利用している方>

20歳~49歳までの方が利用(男性20名:37.2歳・女性5名:33.4歳、平均年齢36.4歳)

重症心身障がい者(脳性麻痺、染色体異常、ウィルス性脳炎、後天性等によるもの):男性13名、女性4名

中途障がい者(脳の病気、交通事故など)男性4名、女性1名

その他(先天的な要因:二分脊椎症、筋ジストロフィー、知的障がい者)男性3名


歩ける方、補装靴を履いて歩く方(介助・見守り)、それ以外の方は、身体を支えるクッションやベルトなどを装備(座位保持装置)した車いすに乗っています。

首が座っていなかったり、自分の身体を支えられない方、痰を自分で処理することが出来ないので、吸引する機械で吸い取ったりする方、食事は、ご自分で食べる方もいますが、支援が必要であったり、合った食事の形態を提供しています。

排泄は、ほとんどの方がオムツを使用しています。

中にはトイレでする方もいて、その方の状況に合わせて行います。

ー何故この施設で働くことになったのですか?仕事に関する思いもお聞かせください。

■仕事に関する思い

関わる全ての人を幸せにする事。地域(地元)に貢献する事です。


■この仕事を始めるきっかけや決意

大学を卒業し、某スポーツ用品販売会社に入職してゴルフショップの販売員をしていました。

7年ほど勤めましたが、先行きの不安もあり、転職する事を考え始めました。

「人の役に立つ仕事をしたい」と考えていたところ、付き合っていた女性(妻)が高齢者のデイサービスで募集があると教えてくれました。

「自分なら何でもできる!他が為に仕事がしたい!」と思い、転職しました。

3年ほど高齢者のデイサービスで経験し、今のわさびだ療育園が開設することとなり、今現在に至ります。

ー現場から届けたい思い、やりがいや難しい点などお聞かせください

障害をもっている方もそうでない方も、この地球に生まれて「生」を受けたからには、その人の役割や生きる意味があります。

わさびだ療育園に通所する対象の方の中の大半の方は、言葉でのコミュニケーションが難しく、かつ身体のコントロールをご自分でする事が難しい方です。

一見してコミュニケーションはとれないのでは?と思わるかもしれませんが、何かしらの方法でご自分の気持ちを表出しています。

周りの人が読み取りにくいだけです。時間をかけて寄り添っていくと、理解できるようになります。


障害のある方が、言いたい事が伝わらず、職員もあれですか?これですか?などを尋ねながら、その方の言いたい事が分かると、本当に素直な表情で喜びを身体や声を出したりして喜んで下さいます。そういった時には支援している我々も大変嬉しく、やりがいを感じます。


 難しい点は、感情や言いたい事を読み取ることです。

▲わさびだオリンピック2021開会式の様子。手作りの聖火をみんなで受け渡し、最後は聖火台へ。

▲職員さんの工夫でアーチェリー、バスケリレー、ゴルフ、ゴールボールなど種目は他種はバリエーション豊か。

▲利用者さんと職員さんみんなで種目にチャレンジ!



ー未来への思い、将来への展望を教えてください

■現場からの視点で、どういった社会が望まれていると思いますか?

一言でいうと「共生社会」でしょうか。


障がいの方及びそのご家族様も健常な方と同じように当たり前に社会の中で不自由なく生活できるような将来を望みます。

その為には障害福祉の充実や周りの理解が大事になってくると考えています。


日本は、生産人口年齢の方が今後少なくなりますが、その中で高齢者の増加、障がい者などをみんなで支えあえる社会の実現が望まれていると思います。


■ご自身の夢や成し遂げたい未来など

まず、働く職員みんなが幸せであること、そしてわさびだ療育園のお客様、ご家族様、及び関わる全ての人が幸せであること。
日本だけではなく、全世界の人が幸せであること。


他人事ではなく、自分事として考え、今自分にできることをしていきます。

ーなぜこのKUDENチャリティーに参加してくださったのでしょうか?

元々は当園のいち職員よりKUDEN様のチャリティーの紹介があり、まだまだ世間的には認知度の低い障害福祉という分野で、大変なのにも関わらずこのような大規模なチャリティーを行い、さらにチャリティーをきっかけに障害福祉事業所の活動を知って頂きたいという想いに感銘を受け、参加を決めました。

この機会に当園をはじめ、障害福祉事業所の活動を知っていただければと思います。

ーこの場でお伝えしたいことがありましたらお聞かせください

この度は当園の活動を知っていただける良い機会を頂きありがとうございます。

ー現在募集していることや問い合わせ先などを教えてください

わさびだ療育園の事を知っていただき、利用してみたいという方を募集しています。

 見学、体験利用等は連絡の上、お越しください。

 問い合わせ先:わさびだ療育園 佐藤まで

 住所:東京都町田市金森東3-18-9

 電話:042‐788‐5075

 HP:https://www.gsen.or.jp/



社会福祉法人合掌苑では、介護職員、相談職、看護師などを随時募集しております。

問い合わせ先:
https://www.gsen.or.jp/recruit/adoption/

 
採用フォームにご入力の上、ご応募ください。


社会福祉法人合掌苑 町田市通所療育施設

わさびだ療育園

※2021年11月時点の情報です。最新情報はホームページやSNSにてご確認ください。

生活介護

身体障がい者手帳を持った18歳以上の方がご利用いただけます。
様々なアクティビティー活動や四季を感じていただける年間行事などを通じて、お客様の生活を豊かにするお手伝いをいたします。

●施設概要

〒194-0015

東京都町田市金森東3-18-16


TEL: 042-788-5075

●資料請求・お問い合わせ

資料請求・お問い合わせはお電話でも承っております。お気軽にお問い合わせください。

https://www.gsen.or.jp/order/

●サービス提供日時

【時間】

概ね午前10時~15時まで(送迎時間を除く)


【休演日】

土曜日・日曜日・祝日・年末年始、その他市長が認めた日

●送迎サービス

リフトつき車両により単独通所を原則とします。 

(利用料は、無料です)

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縫製⼯場と福祉事業所に仕事を創出するチャリティープロジェクトのために書きおろされた原作