ケアラーサポート尾道合同会社

代表社員

中村恵美さま

ケアラーサポート尾道合同会社の中村さんです。

中村さんとは僕が尾道で働き方改革についての講演をさせて戴いた時からのご縁になります。

中村さんは丁度その時、今回のケアラーサポート尾道合同会社を立ち上げた時で、真剣にお話しを聴いて下さっていたことが印象に残っております。


今回ケアラーさんは介護福祉や福祉教育というカテゴリーでご活躍されている会社さんです。


今後もチャリティーを重ねて行きたいと思っており、障がい福祉だけでなく、社会福祉全般へ裾の尾を広げていきたいという思いがあります。

ケアラーさんは”介護をする側を支える”と言うことを念頭に置いて、介護者の日常等を漫画動画を使ってわかりやすく伝え、介護者に寄り添うという活動をされていてます。

また、若い世代の福祉に関わる人々を育てる事業をされています。


障がい福祉だけでなく介護福祉というのも、僕自身が母親を看取り、父の闘病を支えながら現在も働いている立場から、ケアラーさんが発信する情報は本当に貴重ですし、どんな人にも関係する大切な事だと思い、今回ご参加頂けるようお話を中村さんにさせて戴きご参加いただく事となりました。


佐藤貴浩

(インタビュアー:KUDEN PR/Sena)

ーそれでは自己紹介をお願いします

ケアラーサポート尾道合同会社

代表社員 中村恵美(なかむら よしみ)

合同会社といえど、一人親方なので従業者は居りません。

ー施設についてご紹介をお願い致します

理念:支える人を支える会社

「介護は優しければ誰でもできる」ではありません。

人の生活や命に携わる介護だからこそ、専門のサポートが必要だと思います。

ケアラーサポート尾道は「福祉教育」で地域・施設・在宅のケアラー(介護者)を支える会社であり続けたいと考え活動しています。



ーどういった方がご利用されるのでしょうか?

ご利用いただいている方は、福祉業界の法人や従業者が多いです。

次に17歳~20歳の学生さんです。

単発で、備後地方の地域住民さんと関わっています。

 

福祉教育をリーチアウトで生業としている会社は広島県東部では弊社だけです。

フットワークの良さを活かして運営しています。

また、緊急事態宣言下でも対面研修からオンライン研修へと柔軟にシフトしていますので、学びを止めることなく提供できているのは強みだと思っています。

▲講義だけではなく、グループワーク(演習)を取り入れ参加者が主体的に参加する事で、考え・実践に結びつける研修を行います。

ー何故この施設を立ち上げたのですか?

今まで、一般的に「大事だけれど、よくわからない」「優しければ誰でもできる」といった福祉業界。

介護保険が始まり、企業参入されるようになった事は、これからの2025年・2040年問題(要介護者が増大し、認知症症状の人が730万人以上となる一方で、介護の担い手となる職員が約34万人不足)にとって、自然なことだった。

 

 しかし、福祉の仕事は「人の生活を支援」する専門的な分野です。「単に優しい」だけでは生活や人生を支えることはできません。

 

 現実に、無資格で現場で働く人々は多くありますが、介護が必要な人々の抱える病気や症状・家族背景は様々で、その理解ができなければ支援(ケア)に歪みが生じます。

 

 メディアでも「虐待」「不適切なケア」がクローズアップされ、介護保険や福祉全体のイメージをも暗いものとしています。

 

 これでは、介護を必要としながらも「自身の人生を歩もう」とする人々やその家族、支えようとする介護職も疲弊してしまい、介護の離職率も食い止める事はできません。

 

 実際に、介護職員から「勉強の機会がない」「もっと、学び支援に繋げていきたい」と言う声を。家族介護者から「家で介護する時に何から手をつけて良いのか、ただ戸惑う」という声を多く直接聞いてきました。

 

上記のような、福祉の現状・現場の声・在宅家族の声を聴く内に、「福祉教育」の重要性を強く思う様になり、福祉教育を通してケアラー(介護の担い手)をサポート(支援)する会社を設立しました。

ー現場から届けたい思い、やりがいや難しい点などお聞かせください

「人手不足で日々の業務に負われている」なら「その職場で研修を出張で提供する」

「基礎が分からないまま応用に繋げられない」なら「基礎の部分を共に学ぶ」

「家族介護で誰にも相談できずに悩んでいる」なら「直接、悩みを伺い孤独にならない道筋を立てられたら」

と常にお声がけ下さる方(法人)との情報交換から伝える内容をカスタマイズして、運営しています。


昨今の新型コロナウィルス感染のあおりから、社会全体が感染予防対策として社会的拘束を余儀なくされています。


施設では外部からの入館制限、家庭では外部との接触を控えて居る中で、新たな課題(ストレス・フレイル・認知症状の悪化など)は蓄積されています。


感染予防対策は非常に大切な事。反面課題の蓄積に対して手立てをと昨年からオンライン研修も導入し、対面とオンラインの柔軟な使い分けを行っています。


しかし、施設・在宅共にオンラインへの不安感が根強い傾向にあります。

もちろん、介護技術に関しては直接指導の方が解りよいという現状もあります。

ー未来への思い、将来への展望を教えてください

先にも記述しましたが、4年後の2025年には第1次ベビーブーム世代が75歳を迎えます。

必然的に介護を必要とする人口も増える見込みと言うことです。

しかし、その諸先輩方の生活を支える人口が少なく、現在は介護人材が約34万人不足している現状があります。

日本人の介護職だけでは、この状況を改善する事は困難です。


私は、家族介護者が知識や安全な技術を身につけて在宅介護と介護保険の両立ができるよう、公民館単位で取り組みたいと考えています。

ーなぜこのKUDENチャリティーに参加してくださったのでしょうか?

KUDEN代表の佐藤貴浩さんには、私が起業前からご指導いただいていました。

そして、KUDENの取り組みの根底にご子息への強い想いと今後の社会を見通した運営方針に感銘も受けています。


佐藤代表からのまたとないお声がけから、微力ながら恩返しできればと参加を決めました。

ーこの場でお伝えしたいことがありましたらお聞かせください

100人居れば100通りの「介護」があるように、それぞれの想いや体験という色があります。家族やパートナー、福祉従事者・企業・民生委員など誰かの介護に携わる方=ケアラーズの実体験をもとにした短編漫画動画「ケアラーズ 介護者の日常」を配信しています。(イラスト・動画制作:pipi さん)

是非ご覧下さい。

※弊社ホームページ 「ケアラーズ」からバックナンバーがご覧いただけます。




マンガ版も一緒に公開

マンガ動画『ケアラーズ 介護者の日常』アーカイブ

引用:https://carersupport-onomichi.com/contents/

(KUDENスタッフ)漫画の構成だけでなく、登場人物の表情や心情描写なども中村さんがチェックや作画依頼について指示を出すことも。見ている人がどう感じるかという点にとても配慮し、伝え続けているそうです。

ー現在募集していることや問い合わせ先などを教えてください

〒722-0035

広島県尾道市土堂2-10-24

https://carersupport-onomichi.com

「問い合わせ」フォームからのご連絡、お待ちしております。


ケアラーサポート尾道合同会社

※2021年10月時点の情報です。最新情報はホームページやSNSにてご確認ください。

介護福祉教育事業

「介護は優しければ誰でもできる」ではありません。

人の生活や命に携わる介護だからこそ、専門のサポートが必要だと思います。

ケアラーサポート尾道は「福祉教育」で地域・施設・在宅のケアラー(介護者)を支える会社であり続けたいと考えています。

●会社概要

〒722-0035

広島県尾道市土堂2-10-24


●お問い合わせ

ご相談・ご質問などお気軽にお問い合わせください。

https://carersupport-onomichi.com/contact/

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